トランジットモールを恐怖に陥れる、クードンチュ達を祓え!5人の戦士達!
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第1幕

あれから一週間が経ち、人々はあの時の出来事も忘れ、普段の生活に戻っていました。「あれは映画か何かの撮影だったんだろう」そう思いこむ人もいました。
ある日、健太君は、お父さんとお母さん、弟の啓太君と一緒に国際通りで行われているトランジットモールを楽しんでいました。
第2幕

啓太君が道に落書きをしようとしゃがみこんだその時、辺りが急に暗くなりました。空を見上げると、真っ黒い雲が空全体を覆っています。
健太君は一週間前に起きたあの時のことを思い出しました。そして、あの時の、あの恐ろしい声が、健太君の耳に再び響いたのです。
第3幕

「我々の名はクードーカー!我の名はフユー大帝なるぞ!今からこの那覇の街を無関心で覆いつくしてくれようぞ!!」
声が止むと、雲の中から丸いボールのようなものがたくさん降ってきました。地面に落ちたそれは変形し、鋭い爪を持った怪物になったのです。
「そやつ等はクードンチュ、私の忠実な部下達だ。いまから貴様等の心を切り裂き、全てにおいて無関心にしてやる!」
人々は我先に逃げようとしますが、クードンチュはすぐに追いつき、その爪で人々の心を切り裂いていきます。健太君のお父さん、お母さんも健太君や啓太君を守るため、心を切り裂かれてしまいました。
「お父さん、お母さん!!」必死になって呼び続けますが、心を無関心にされた二人は、何も答えずただボーッとして立っているだけでした。
そして、二人の兄弟にもその爪が振り下ろされようとしています。
「もう、だめだ・・・・・・」
第4幕

しかし、それが振り下ろされることはありませんでした。
健太君が恐る恐る見上げると、真っ赤な体をした戦士が、クードンチュの腕をしっかりと掴んでいました。
戦士は、フユー大帝のいる空を睨み付けると、掴んでいたクードンチュを思いっきり投げつけ、大帝に向けて大声で叫びました。
「人々の絆を断ち切ろうとするお前を、絶対に許さん!!」
第5幕

健太君が辺りを見回すと、彼だけでなく他にも四人の戦士がいました。
それぞれがフユー大帝に向かって大声で叫びます。
「伝統を守る心は私が守る!」
「人々を思いやる心は俺が守ってやる!」
「何事にもあきらめず挑戦する心は私が守ろう」
「目標に向かって努力する心は、この俺が引き受けた!」
第6幕

五人の戦士の堂々とした姿に、まわりにいたクードンチュ達はブルブルと体を震わせ、次々と煙のようになり消えていきました。
それと同時に、切り裂かれた人々の心は元に戻っていきました。
それを見ていたフユー大帝は怒りに満ちた体を震わせます。
「貴様等は何者だ!!!」

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